JR四国は2022年正月三が日、薬王寺(徳島県美波町)の最寄駅である牟岐線日和佐駅へ向けて臨時特急列車「やくおうじ号」を運転します。
薬王寺は行基菩薩が726年に建立した歴史ある寺院で、四国八十八ケ所第23番の霊場です。弘法大師が42歳のとき、厄除け祈願のために刻んだとされる薬師如来坐像が本尊となっていることから、厄除けの根本祈願寺として全国的に名が知られるようになりました。新春初祈祷の行われる正月三が日には多くの人が初詣や厄払いのお参りに訪れます。弘法大師が見つけた霊水が起源とされる日帰り温泉施設「薬王寺温泉 醫王の湯」が隣接しており、お参りの後に入浴やお食事を楽しむこともできます。
JR四国は2022年1月1日(土・祝)〜3日(月)の3日間、徳島駅〜日和佐駅・牟岐駅間に臨時特急「やくおうじ号」を各日上下各1本運転します。運転時刻は往路が徳島駅8:40発・日和佐駅9:51着(牟岐駅行)、復路は日和佐駅14:08発・徳島駅15:25着(牟岐駅始発)です(主な駅の運転時刻は下表を参照)。キハ185系気動車の2両編成が使用され、1号車の一部が指定席、その他は自由席で運転されます。
また、高松駅または徳島駅から日和佐駅まで、特急列車の自由席を往復で利用できるおトクなきっぷ「厄除初詣きっぷ」が発売されます。利用できる期間は2021年12月31日(金)大晦日〜2022年1月4日(火)で、出発日から2日間有効です。おねだんは高松駅発が6,000円、徳島駅発が3,000円(いずれも大人用、小児半額)です。JR四国の主な駅、ワープ支店、駅ワーププラザおよび四国内の主な旅行会社で発売されるほか、高松駅・徳島駅では指定席券売機でも購入できます。